外国人が選ぶ、三十路になる前に読んでおくべき本30冊






打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)
米原 万里
文藝春秋
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海外のブログからご紹介。みなさんは何冊読みましたか。
・「シッダールタ」ヘルマン・ヘッセ



シッダールタ (新潮文庫)

人生経験の重要性をパワフルに訴える小説で、現実に対する理解や悟りへと導いていく。




・「1984」ジョージ・オーウェル



一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

「1984」は、書かれた1949年から60年後の今でもまだ十分に読む価値がある。市民のすべてを操るために週7日24時間監視体制を敷き、全知全能の政府という強烈なイメージを打ち出したことは広く賞賛された。




・「アラバマ物語」ハーパー・リー



アラバマ物語

物語は1930年代南部の、強姦と白人少女への虐待のかどで嫌疑を受ける黒人男性の訴訟事件を通して、人種や経済格差の難題を提示する。正義のために偏見と戦うことへの深いメッセージが込められた感動的な物語。




・「時計じかけのオレンジ」アントニー・バージェス



時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)

荒んだ青春を送る、身の毛もよだつ狂った若者たちの生態を描いた悪夢。この小説に君は圧倒されるだろう...胸が苦しく、怒りに震え、スリルを味わう。そう、自分のことのように。




・「誰がために鐘は鳴る」ヘミングウェイ



誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫) 誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)

死やイデオロギー、そして戦争の残虐性についての簡潔でパワフルな思考の足跡。




・「戦争と平和」トルストイ



戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)

この傑作はとても長大で、トルストイ自身もこれは一般小説の長さでは描けなかったと述べている。話はナポレオン時代のロシア社会を舞台にする。アンドレイ、ピエール、ナターシャを登場人物として、各々の人生が悲劇的で予想だにしない形で絡まっていく。




・「人間の権利」トマス・ペイン



人間の権利 (岩波文庫 白 106-2)

フランス革命時に書かれたこの本は、民主主義的人権の概念を紹介した初めての書物。




・「社会契約論」ジャン・ジャック・ルソー





社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫)

この本の「人は自由に生まれたが、至る所で鎖に繋がれている」という言葉はよく引用される。この言葉は、社会における個人的人権の重要性を的確にまとめたものである。




・「百年の孤独」ガルシア=マルケス



百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

この小説は、従来の意味でのプロットは持ち合わせていないが、そのかわりに我々の文化的な歴史を忘れないことの大切さを明確に伝えるために、様々なエピソードが乱舞する(※本当になんで若いころに、誰もこの小説のことを教えてくれなかったんだ、凄すぎる!)




・「種の起源」チャールズ・ダーウィン



種の起源〈上〉 (光文社古典新訳文庫) 種の起源〈下〉 (光文社古典新訳文庫)

自然界と人類の起源の見方に大きな影響を与えた書物はごく僅かである。




・「The Wisdom of the Desert」Thomas Merton



Wisdom of the Desert (New Directions Paparback)

我々よりも大いなる力に身を任せ、人生をシンプルで純粋に生きるための洞察を与えてくれる、思考、瞑想、内省の集積である。




・「急に売れ始めるにはワケがある」マルコム・グラッドウェル

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1)

グラッドウェルはとても小さいアイデアや製品コンセプトが、いかにウイルスのように拡がり席巻して、グローバルに社会を変えていくのかを観察する。具体的には「変化の勢いが止められなくなる段階」を分析している。




・「たのしい川べ」ケネス・グレアム



たのしい川べ (岩波少年文庫 (099))

間違いなく今までで最高の児童文学の一冊。この短い小説を読めば、人生のちょっとした事にも楽しさを見つけて感謝したくなるだろう。神秘的な出来事、冒険、道徳や友情を織り交ぜた愉快な作品である。




・「孫子の兵法



新訂 孫子 (岩波文庫) 〈萌訳☆〉孫子ちゃんの兵法

世界の軍事戦略書の中では最古の一冊。一般的な戦術とビジネス戦略を結びつけた最も成功した作品といえる。




・「指輪物語」トールキン



文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

これまでに語られた最も偉大な架空の物語のひとつで、20世紀文学において最大の人気でかなりの影響を与えた作品。いちど第一巻を手にすれば、全巻制覇してしまうだろう。




・「デイビッド・コパフィールド」ディケンズ



デイヴィッド・コパフィールド〈1〉 (新潮文庫)

これは感情面や道徳面において、強靭な精神力を身につけて養っていくことを題材にした物語である。ディケンズは言う。「未熟な精神が真っ先に引き起こす誤った衝動」に屈してはならないと。




・「四つの四重奏」T.S.エリオット



四つの四重奏 (岩波文庫)

恐らく現代の最も賢明な散文詩である。第二次大戦下で書かれ、今だに古びない。




・「キャッチー22」ジョセフ・ヘラー



キャッチ=22 上 (ハヤカワ文庫 NV 133) キャッチ=22 下 (ハヤカワ文庫 NV 134)

この本のタイトル「キャッチー22」は、「絶体絶命な」という意味で今日の会話に登場するようになった。物語のメッセージはわかりやすい。普段善と思われていたことが悪かもしれないし、意味のあることには意味が無い。20世紀最大の文学作品。これは読もう。




・「グレート・ギャツビー」F.S.フィッツジェラルド

愛蔵版 グレート・ギャツビー

騒々しい20年代のジャズ・エイジを舞台に、アメリカンドリームに突き進むことに警鐘を鳴らす。何億兆の知り合いがいることよりも、ごく僅かな友人のほうがよりずっと大切だと読者は学ぶ。何かを手に入れたいという強烈な動機は、実際それを手に入れることよりも、ずっと価値があるのだ。




・「ライ麦畑でつかまえて」J.D.サリンジャー



ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス) キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

この小説は、思春期の不安や混乱や反抗心で一喜一憂する様を忠実に描いた象徴的作品だ。いずれにしても、気まぐれな10代の頃に考えていたことを思い出させてくれる。




・「罪と罰」ドストエフスキー



罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫) 罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)

金に目が眩んで犯罪を犯してしまう貧しい青年が主人公の、先を読み急ぎたくなる小説。この事件が彼を、彼の身近にいる人をも底なしに追い込んでいく。




・「君主論」マキャベリ



新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO) マキャベリ『君主論』 2011年10月 (100分 de 名著)

この本は権力と政治的手腕について書かれた力作である。相手を出し抜いて、影響力を持ち、権利を主張するために、政治や企業間闘争においてマキャベリの視点は有効だ。




・「森の生活」H.D.ソロー

森の生活 (講談社学術文庫)



ソローはマサチューセッツ州のコンコードにあるウォールデン池の畔の、人里離れた小屋で2年2ヶ月間生活をしてこの本を書いた。ここでは社会的プレッシャーから完全に解放されることについて語っている。「主体的に生きてみたい、人生の本質的な事実に向き合って生きてみたかったので、私は森へ入ったのだ」




・「国家」プラトン



国家〈上〉 (岩波文庫) 国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

哲学に興味が湧いてくる不朽の作品。人生はどのように生きるべきか、リーダーはどのようにして人を導くべきなのか。読めば西洋哲学の基本理論を理解するようになる。




・「ロリータ」ナボコフ



ロリータ (新潮文庫)

これは人生や愛、堕落などのそれぞれ矛盾する感情に気づかせてくれて、圧倒される。読んでいて時折、自分の認識を疑ってしまう。このストーリーは、その美しさと同じくらい道ならぬものである。




・「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン



はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

自分の人生を整理し、物事を成し遂げるための典型的ガイド。これで十分。




・「人を動かす」デール・カーネギー



人を動かす 新装版

これは自己啓発書の草分け的存在である。仕事や人間関係両面で、人を味方につける考え方をわかりやすく説明してくれる。




・「蝿の王」ウィリアム・ゴールディング



蠅の王 (新潮文庫)

法の及ばない環境下で発動する人間の凶暴性を強く警告する。そこでは人を思いやる人間の理性が、アナーキーで動物的な本能に取って代わる。




・「怒りの葡萄」ジョン・スタインベック



怒りの葡萄 (上巻) (新潮文庫) 怒りの葡萄 (下巻) (新潮文庫)

恐慌下で必死に仕事を探す避難家族が生きのびようとする様を描いた、とても感動的なこの物語は、どの時代に読んでも身につまされるであろう。




・「巨匠とマルガリータ」ミハイル・A・ブルガーコフ



巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5)

この反共産主義的な傑作は、善と悪の衝突を多面的に描いた小説だ。初っ端から人間の本性としての貪欲さ、堕落や欺瞞などの話題に踏み込んでいく。




・おまけ1How To Cook Everything」Mark Bittman



How to Cook Everything The Basics: All You Need to Make Great Food -- With 1,000 Photos

ずっと食べることを夢見ていたご馳走の作り方を、シンプルに紹介した900ページの本。今までに書かれた最も素晴らしい料理本。週に2,3レシピを試せば、30歳を迎える頃には熟練のシェフになっていることだろう。




・おまけ2Honeymoon with My Brother」Franz Wisner



Honeymoon With My Brother: A Memoir

フランツ・ウィズナーは全てを手に入れていた。素晴らしくやりがいのある仕事と美しいフィアンセ。人生は上々だった。だが結婚式前に婚約者に捨てられ、仕事もクビになった。だから彼は予定されていたコスタリカでのハネムーン旅行に弟を引き連れて、彼らは帰らずに丸2年間、世界中を回った。これは人生や人間関係、そして自己発見についての愉快で心温まる冒険物語である。


全部読んだら人生変わるかも♪

以上です、ではまた。

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記事元
30 Books To Read Before You’re 30
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世界文学を読みほどく (新潮選書)世界文学を読みほどく (新潮選書)
池澤 夏樹

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[ 2012/04/13]











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