外国人が選ぶ鬱映画14本









英トータルフィルム誌のサイト「TotalFilm.com」からの紹介です。いずれも強烈な作品ばかりです(他サイトと被ってそうですが、訳は違うと思いますw)

多少ネタバレ要素が含まれますので、ご注意下さい。 14.「ソフィーの選択」(1982)
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ポーランド系移民のソフィーと彼女の恋人ネイサンは、ブルックリンに到着してスティンゴのいるところに移り住む。だがネイサンは狂ったように嫉妬して、ソフィーが自分を裏切って浮気していると思い込む。

そう、これはまたナチスのホロコーストものである。ネイサンが危険なほど錯乱しているころ、ソフィーは自分がアウシュヴィッツに強制収容されていたことをスティンゴに打ち明ける。そして彼女はそこで...



13.「歓喜に向かって」(1950)


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「私でさえ、自分の映画は憂鬱だと思う」イングマール・ベルイマンはかつてそう認めていた。我々も全く同意する。スウェーデンで映画製作をしているこの好々爺は1950年にこの悲劇を製作し、ソリストのスティグはオーケストラに加わって、その音楽仲間のマーサと結婚しようとする。
彼らはマーサが妊娠していてもまだ結婚していない。スティグは子どもが自分の人生を台無しにするのではないかと思っている。彼らは絶えず喧嘩をして、そのうち彼は...



12.「ケス」(1969)

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 英国映画協会は、イギリス映画トップテンにこの作品を入れた。ケン・ローチが監督したビリー・キャスパー(野生のハヤブサと友達の学校でいじめられている少年)の物語で、かなり暗い。

ただビリーの人生を見てほしい。彼の異母(父?)兄弟は彼を嫌っているし、学校のみんなは彼をいじめる。そして彼には、炭鉱下での過酷で絶望的な未来が九分九厘待ち受けている。



11.「キャバレー」(1972)

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ライザ・ミネリはこの映画でアイコンとしての地位を確立した。この映画はステージショーを基に脚色されている。1931年のベルリンを舞台に、ステージ役者のサリーは、ゲイっぽいブライアンとルームメイトになる。

これはドイツでナチが支配力を強めている頃の話で、その悲劇が映画を通して波のように伝わってくる。少年が「Tomorrow Belongs to Me」を歌う映画の結末は、哀切極まりない瞬間である。



10.「グリーンマイル」(1999)

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 フランク・ダラボン監督は、殺人で有罪判決を受け死刑囚監房に入れられたジョン・コフィーの1930年代の話の、もう一つのスティーブン・キング作品に取り組んだ(※「ショーシャンクの空に」もダラボンが監督)。看守のポールは、本当は全くのお人好しのこの男とある契約を結ぶ。


グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死 (新潮文庫)

胸を抉られるような結末。



9.「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)

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意欲あふれるボクサーのマギーは、老トレーナーのフランキー・ダンにトレーニングして欲しいと頼み込む。マギーの人生は全くもって過酷だ。家族は恩知らずで意地汚い。マギーが彼らに家を買ってあげると、彼女の母は自制心を失ない、生活保護を台無しにされることを恐れる。
ラストのワンショットが、君の心を打ち砕くだろう。



8.「黄色い老犬」(1957)
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 南北戦争後のテキサスで生活するコーツ家は、貧困にあえいでいる。長男のトラヴィスは、家族の敷地に現れる犬と友情を育む。二人の間にはすぐに絆が結ばれる。だがの犬は...

なんとディズニーは50年代から変わっていないのか? 貧困、死、病気、豚の襲撃、クライマックスで、それらすべてが頂点に達する。



7.「ブロークバック・マウンテン」(2005)

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アン・リー監督は、1963年に出会ったふたりのカウボーイの切ないロマンスを語るアニー・プルーの感動的な短編を題材にした。男らしく振る舞うことや職務に対する問題に苦しみながら、何年も互いを意識しあっているのだが、決して互いに一緒になることができない。


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ジャンルとしてはゲイロマンス。実に報われない欲望に燃えて、悲痛で痛ましいラブストーリーである。ただ言えるのは、「シャツの匂い」



6.「ドクトル・ジバゴ」(1965)
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デヴィッド・リーンが5回目のオスカーを受賞した作品。本来は驚くべきというか220分も続くのだ。既婚の医者で詩人のジバゴが、政治活動家の妻のララと恋に落ちる話である。第一次世界大戦が終局へと向かい、ジバゴはボルシェビキ革命に直面していることに気づく。新しい社会秩序が彼を蝕み、以前の自由や幸福が尽く葬り去られる。

ジバゴがモスクワの路面電車に乗っているとき、彼は通りにいるララを目撃する。彼女のもとへと駆け寄っていった彼は...



5.「プレシャス」(2010)
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サファイア原作の本「プッシュ」を題材にした、悲惨な80年代を舞台にしたドラマ。虐待を受けていた少女クレアリース・プレシャスの物語。実話を基にしている。もし君が今までの自分の人生に対して、あまり前向きになれないのなら、プレシャスに少しだけ時間を割いてくれないか。彼女は恐るべき家庭内暴力の犠牲者で、学校からも追い出され、彼女には実の父親との間の子どもがいる。ああ、なんと彼女のお腹には二人目の子どもが...


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プレシャスの母が突然旅に出て、意外な新事実が明らかになる。



4.「我等の生涯の最良の年」(1946)

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三人の軍人が第二次世界大戦後に帰郷する。彼らは失った自分の人生を取り戻そうとするが、それがたやすくないことだとわかる。恐らくハリウッドが戦後後遺症について取り組んだ最初の作品。ホーマーは両手を失い、アルは酒に溺れ、フレッドはひどい夜驚症に苦しめられる。

ホーマーは婚約者の重荷になりたくなかったので彼女を遠ざける。畜生、彼は英雄なのに!


3.「アンジェラの灰」(1999)

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アラン・パーカー監督はエマ・ワトソンとロバート・カーライルを指名し、この映画はフランク・マッコートの回想録を題材にしてオスカーにノミネートされた。貧困にあえぐ戦前のリメリックで生活するフランクの父は、仕事を探すが何も見つからない。やっと小銭を掻き集めることが出来たとおもいきや、たちまち酒に消えてしまう。


アンジェラの灰 (上) (新潮文庫) アンジェラの灰 (下) (新潮文庫)


悲劇の終わりは、次なる悲劇の始まりに過ぎない。



2.「チェンジリング」(2008年)

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80年代のホラーものではないが、これは同じくらい悲惨である。クリント・イーストウッドとアンジェリーナ・ジョリーで、息子が行方不明になったクリスティーン・コリンズの実話を物語る。警察が彼女に息子が見つかったと知らせると、彼らが連れてきたのは全くの別人だった。気が滅入るほど家父長制の強い20年代、彼女が「私の子じゃない!」といっても信じてもらえない。彼女は、彼女の息子の運命は...



1.「レクイエム・フォー・ドリーム」(2000)

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 ヒューバート・セルビー・Jrの小説「夢へのレクイエム」を脚色した、ダーレン・アロノスフスキー監督作品。四人の登場人物たちは麻薬中毒に蝕まれ、自らの妄想世界に逃避していく。アロノスフスキーのどの映画も基本的に悲惨である。


夢へのレクイエム

嫌なことがあった日には、くれぐれも見ないように。



記事元
14 Most Depressing Movies Ever | TotalFilm.com

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以下も参考までに

英エンパイア誌が「落ち込む映画」ランキングを発表 : 映画ニュース - 映画.com


「落ち込む映画」トップ10は以下の通り。

1.「レクイエム・フォー・ドリーム」(00)

2.「ひとりぼっちの青春」(69)

3.「リービング・ラスベガス」(95)

4.「」(54)

5.「21グラム」(03)

6.「火垂るの墓」(88)

7.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)

8.「冬の光」(62)

9.「リリア 4-ever」(02)

10.「ミリオンダラー・ベイビー」(04)

以上です。ではまた。
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[ 2012/04/10] 映画











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